Sifu(紙布) 第2のステージ ver.3

紙布を鞄へ~         クリスマスイブのプレゼント

 


12月24日の今日午前中は、最後の化学療法の日でした。

昨年の7月から始まり、8クールそして薬を変えて18クール、1年半かけての長い投薬生活。化学療法室のドクターとナースの皆さんに別れを告げ通い慣れた投薬室を後にしました。              image976

少し寂しい気持ちになるのも変でしたが、なるべくならもうお世話にならずの生活の方が良いに越したことはありません。

来月にはまた検体検査があるのでまだ通院はいたしますが、ひとまず順天堂医院の担当医のドクター、ナースの皆さんには大変お世話になりました。  有難うございました。

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13時頃には会社に出社し、無事化学療法を終了できた旨を報告すると、工場長はじめ皆んな喜んでくれました。

1年半の間、会社のスタッフや内職さん達には心配をかけ、また不安な気持ちのままでも協力し支えてくれた事本当に感謝をしてます。今日会社でも話しましたが、自身がこの気持ちを忘れることなくいる為に、ここに書き留める事にしました。

連日の追い込みに皆も疲れがピークになっている。でもまだ私たちはできる事があるはず。そんな熱い思いが社内に感じ取ることができるのです。

以前、私はブログで語った5月頃に感じた『何』かが変わり、また変わり続ける『何』についてですが、多分私自身の事だったのかもしれません

私が居ない間、皆が必死に会社を守り続けてくれた事により、私に変化がおきたのだと思います。変わらなくてはならないのだと本能的に悟ったのだと思います。

image756 私へのクリスマスイブのプレゼントは、こういった事柄なのでしょう 。皆さんにも、素敵なクリスマスがむかえられますように。

Merry Christmas ~♥


 

 

Sifu(紙布) 第2のステージ ver.2

紙布を鞄へ~ Sifu Bag                       20151205_174909


桜井先生は紙布を作務衣やシャツへと仕立て、残ったsifu.8ハギレを私にくださいましたが、貴重な布なので何か小物にできないかと考え、コスメポーチとBOOKカバーを作りました。

機織りの時にでた和紙糸の残りも使いたくて、それぞれパラコード網にして引手飾りにしてみました。

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BOOKカバーは、小説を読む事が好きな私にとって、鞄の中で本のページが折曲ったり開いたりしてしまう事に苛立つこともあり、それを解消する為にぐるっとファスナーで囲む形にしました。

このように、形を変えてみればみるほど実は和紙でできているなどと、誰も想像はできないでしょう。

和紙を原料とした紙布は、他の生地とほとんど変わらず紙だからといって水につけても崩れたりしません。軽く通気性も良く、丈夫な紙布を鞄にする為に改良し太く丈夫な原糸を作る事にしました。

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織り上がる生地は、用途に合わせられるように帆布生地の8号・10号・11号同等の紙布に織り上げる為、3種類の和紙原糸を製造しました。(通称チーズ巻と呼んでいます)

生地の染色も環境に配慮した草木染めにします。先ずは、最初は生成りからの製作です。

 

現在、和紙糸は織機にかけられ生地へと織られている最中です。

織り上がるのを楽しみにしながら、鞄のデザインも合わせて進行中であります。

作品は来年1月の22日23日に足立区の北千住西口駅の丸井11階にて開催される展示会『あだちメッセ』にて出展予定です。

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あだちメッセ  ⇒ http://www.adachi-messe.org/

会社へのお問い合わせ⇒ http://manyside.hp.gogo.jp/pc/