桜井先生は紙布を作務衣やシャツへと仕立て、残ったハギレを私にくださいましたが、貴重な布なので何か小物にできないかと考え、コスメポーチとBOOKカバーを作りました。
機織りの時にでた和紙糸の残りも使いたくて、それぞれパラコード網にして引手飾りにしてみました。
BOOKカバーは、小説を読む事が好きな私にとって、鞄の中で本のページが折曲ったり開いたりしてしまう事に苛立つこともあり、それを解消する為にぐるっとファスナーで囲む形にしました。
このように、形を変えてみればみるほど実は和紙でできているなどと、誰も想像はできないでしょう。
和紙を原料とした紙布は、他の生地とほとんど変わらず紙だからといって水につけても崩れたりしません。軽く通気性も良く、丈夫な紙布を鞄にする為に改良し太く丈夫な原糸を作る事にしました。
織り上がる生地は、用途に合わせられるように帆布生地の8号・10号・11号同等の紙布に織り上げる為、3種類の和紙原糸を製造しました。(通称チーズ巻と呼んでいます)
生地の染色も環境に配慮した草木染めにします。先ずは、最初は生成りからの製作です。
現在、和紙糸は織機にかけられ生地へと織られている最中です。
織り上がるのを楽しみにしながら、鞄のデザインも合わせて進行中であります。
作品は来年1月の22日23日に足立区の北千住西口駅の丸井11階にて開催される展示会『あだちメッセ』にて出展予定です。
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あだちメッセ ⇒ http://www.adachi-messe.org/
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